小田原城下町ホール~庭と部屋~

音楽ホールを主とした文化活動の拠点となるような建物が求められた。
私たちは、床を土で仕上げ、様々な樹木を植え、天井にはガラスの屋根がかかった、
庭と部屋とが混ざりあったような環境を提案した。
その環境は、部屋の大きさや家具、樹木などの関係によってつくり出され、
季節や時間の変化によって部屋が模様替えされていくように変化していく動的な環境である。
そのような変化を利用者が曖昧でも感じとりながら、
使われ方も少しずつ変わっていくような状態をつくりたかった。
そういった動的曖昧さが建物の快適性や開放性につながればと考えている。project_5-1.html